「日本における社会的排除の分野横断的研究」プロジェクト研究会
『社会的排除とは何か=労働,貧困,ジェンダーをめぐって=』
日時
2015年3月21日(土)14:00-18:00
場所
阪急六甲駅前新六甲ビル トップシックス5階
内容
このプロジェクトは、自立した合理的近代人モデルにもとづく基本的市民的権利が、「日本」を形作るものと常にずれており、この「ずれ」が、「日本」において人の平等を建前以上のものにすることを困難にしてきた、という仮説を検証する。そして、社会的排除を克服するための方法を探る。その際には、近代モデルを批判しつつも、「日本」を本質化して議論の外に置くことなく、具体的なコンテクストを通して、排除し / される関係自体を変化させる一歩を記すことをめざす。
報告
- 岩田正美
- 日本女子大学社会福祉学科教授。テーマは貧困・社会的排除と福祉政策。『戦後社会福祉の展開と大都市最底辺』、『社会的排除―参加の欠如と不確かな帰属』、『貧困と社会的排除―福祉社会を蝕むもの』(西澤晃彦と共著)ほか、著書・論文多数。
- 福原宏幸
- 大阪市立大学経済学研究科教授。テーマは失業・不安定雇用、貧困および社会的排除。主著に、『社会的排除・包摂と社会政策』など。主訳書にA. S. バラ, F. ラペール著『グローバル化と社会的排除―貧困と社会問題への新しいアプローチ』(共訳)。ほか論文多数。
- 栗田隆子
- 「働く女性の全国センター」代表。大阪大学大学院中退後派遣社員などを転々としながら、フリーター問題を扱った『フリーターズフリー』を創刊・編集・発行。共著書に、『高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか?』。労働とジェンダー問題について社会的発信多数。
コメント
- 西澤晃彦
- 神戸大学国際文化学研究科教授。テーマは、都市社会学、階級・階層
構造論。『隠蔽された外部―都市下層のエスノグラフィ』、『都市の社会学―社会がかたちをあらわすとき』(共著)、『社会学をつかむ』(共著)など、著書論文多数。
代表者
青山薫 kaoru(at)jca.apc.org
研究プロジェクトの趣旨は、下記のページをご覧ください。
「現代日本における社会的排除の分野横断的研究」
(メンバー:青山 薫, 西澤 晃彦、梅屋 潔、小笠原 博毅、小澤 卓也、近藤 正基、青島 陽子)
お問い合わせ先:青山薫 kaoru(at)jca.apc.org
※[at]をアットマークに変えてください。