国際文化学研究推進センター 2019年度研究プロジェクト
「認知と感情の共有にかかわる領域横断的研究:映像、音楽、ヒト」
第2回研究会
日時:
2019年 9月17日(火)13:00 〜 15:00
場所:
神戸大学 国際文化学研究科 E411(学術交流ルーム)
ゲストスピーカー:
長門洋平(ながとようへい、映像音響研究・映画学)
討論:
板倉史明(神戸大学国際文化学研究科)
ゲストプロフィール:
京都市立芸術大学非常勤講師など。主著:長門洋平『映画音響論––溝口健二映画を聴く』(みすず書房、2014年、2014年度サントリー学芸賞受賞)
講演概要:
近年、映画/映像の音に関する美学的ないし歴史的研究が盛んになってきている。一方で、視覚と聴覚の相互作用の問題は、遅くとも1980年代以来、日本でも心理学の方面で盛んに議論されてきた。しかしながら、芸術学的な映画音響研究と認知心理学的なオーディオ・ヴィジュアル研究は、少なくとも現段階の日本ではまったく別の学問分野として奇妙にもはなはだしく乖離してしまっている。本発表では、映画におけるアイトラッキングや映像音響における注意誘導に関する実証主義的な先行研究を、美学的なテクスト分析と折衷させる可能性を検討し、その意義に関する議論を試みる。
問い合わせ先:
松本絵理子 ermatsu[at]kobe-u.ac.jp *[at]を@に変更してください。
主催:
神戸大学国際文化学研究推進センター研究プロジェクト「認知と感情の共有にかかわる領域横断的研究:映像、音楽、ヒト」(研究代表者:松本絵理子)